〜　ロンドンの食事事情　〜

【4】






もしも・・・ロンドンで体調を崩したら・・・・



と、言うわけにはいかない・・・
まったなし！の道中で
1日たりとも休むわけにいかない・・・




今年の始めに訪れた英国の旅で
北のエディンバラからロンドンへ戻り
初めて訪れたB&Bで大風邪を引き
（この件についてはいずれページにしようと思っています・・・）
お馴染みのアン宅へ逃げ込むようにして暖を取りに訪ねた時に
“ここのランチは今、ロンドンでも評判だから行ってみたら？”と
彼女が教えてくれた御食事処が
今回ご紹介のマレーシア＆チャイニーズ
「Sedap」




今までロンドンでは多国籍料理の方が数段美味しい！と
長年言われたきた事に
実は我ながら
“いんにゃ！英国で食べるものは自国の料理が1番うまい！”と
一笑に付していた節のある私・・・

さすがにそれでも日本人らしからぬ
英国で唯一つ例外はお隣の大国
チャイニーズだけ！は
旅の中では1回は食してきました

それはお味に殆ど“はずれ”がないから・・

残念ながらロンドンのみならず
英国で数多くある我が国の食事処は
渡英20数年間の内
すでに忘れるくらい以前にいただいた・・・かな・・？と、
憶えのないくらいご縁がない・・・



訪れる度に増える寿司バー


現在ロンドンも世界各国の流れに乗り遅れることなく
日本食＝健康食という主流で
例外なく人気も高い！

しかし！
どうお金を積んだところで
自国でいただく国民食に勝るものなし！ということで
やはり外食としての日本食は後悔の元・・・
（これは私一人の感想です・・何分経験不足もございます・・・）

前置きが長くなりましたが、
体の弱った私に勧めてくれたアンお薦めの御食事処は
今回同じアジアで括られる、ということもあろうこと、
初めてのマレーシア料理をいただきに
ロンドンの地下鉄でわざわざ足を運んだのでした・・・


アンの部屋にあった新聞の切り抜き


アンはわざわざ私達ゲストのために
ロンドンで評判の食事処の記事を
よく切り抜いておいてくれます



そして、今回お薦めの店は夕食はちょっと高めだけど
ランチはとっても安くて美味しい！と絶賛

その場所がちょっと離れていたので
アンへ“行ったことある？”と訊ねたら
“ないけど、きっと美味しい！”と、どきっぱり！

・・・・・・
弱った体の私は一抹の不安を感じながら
アンの太鼓判を信じつつ
（それにこれだけ大きな記事なら多分大丈夫だろう・・・）
体力つけるために口に出来るものなら良いや・・と
咳き込む体に鞭を打ち、
再び地下鉄でその新聞記事の行き方を頭に叩き込み
暖かいアンの家から出発したのでした








【セダップ】

Sedap

初めて降りた地下鉄オールドストリート駅は出口が沢山ありました



思った以上に大きな地下鉄駅でした


東京のメトロも出口一つ間違えると
とんでもない場所に行き着いてしまいます

Sedapへ行くための出口はこの6番



この出口を出たら、
左手方向へ通りに沿って進んで下さい

沿って歩き始めた通りが“Old Street”です

前方にこのガソリンスタンドが見えてきたら
正解です


お馴染みシェル石油スタンド

Sedapに向かって歩いています

この道をまっすぐに進んで約7分〜10分で
102番地に到着します


お店のマークが一際目を引きます

通りに面しているので
ショップマークが見えてきたら、
又は手前のお隣のバーバーショップの赤い看板も
目印にしてみてくださいませ




外から眺めるとぎっしりとほぼ満席状態の店内、
果たして一人とは言え
ここまで来て席はあるのか・・・？

恐る恐るドアを押すと
お馴染みの感じの良い東洋スマイルで出迎えてくれた
スタッフから導かれたのは
外から見える店内の更に奥

5つのテーブル席がありました
2人用テーブル4つに6人テーブル一つ

思っていたよりもコンパクトながら
席数はありました

早速テーブルの上のランチメニューセットは2コース
£6.95と£7.95のいずれか




スターターは
ベジタリアン・スプリングロール、コーンスープ、ベジタリアンサラダから1つ

春巻きも悩んだけれど
風邪っぴきの体が選んだのは
コーン・スープ


いつもの体調ならば飲み物はビール！と行きたいところだが・・
やはり弱っていたので、ここではジャスミンティー£1.00をいただく


メインコースは何と！メニューの中から選ぶ、というもの

それも2種コースの違いは
ビーフ、チキン又はベジタリアンからのメインメニューは£6.95



海老、ダック、ラム、フィッシュのメインは£7,95




そして、付け合せはライスなのですが、
炊いたご飯か
又は私の大好きなチャーハンことフライドライスのいずれかを選べます

メインは25種類のお料理から選ぶことができ、
選んだメインは海老にして、付け合せのライスはフライドライスで！


No.34の「Prawn in Black Bean Saue with Fried Rice」


数多くのメニューの中から選んだのが
「Prawn in Black Bean Saue 」

それにフライドライスを付け合せて一皿に！

思った通り懐かしいお醤油の香りのブラックビーンズソースは
正しく中華味

また、これが美味しかった！
今回の旅の食事の中でベスト3の中にどうどうと入る旨さ！
体の弱った時の“ソウルフード”の今更ながらの底力に恐れ入った！

プリプリの海老にしゃきしゃき野菜（ピーマン、玉ねぎ）

　　　　

珍しくイカも入っていて
香りも豊かに大好きなタイ米に絡めるソースのうまいこと
思わず“まいう〜”





メニューはカレー類が1番多く、
こちらが主にマレーシア料理になるそうで、
辛さも本場物！

マレーシア風のお料理には全て英語での説明表記もあった
特に“Green chilli”は辛そう・・・

やっぱり日本人だな〜・・・と思うのは
少量のお醤油で体のエネルギーが復活できた！こと
ちょっと気を良くして
メニューの最後にあったマレーシア・スィーツ
想像できなかったので
スタッフに尋ねると“そんなに甘くないよ”とのこと


「Nyonya Kuih」という名前のデザートです

見かけは日本の和菓子「ういろう」のような歯ごたえで・・
しかし・・・・
それは和菓子の想像を絶する甘さで
２ｃｍ角くらいのものでも
私には最後まで食べ終われませんでした・・・

米粉のお菓子だそうです

きっとマレーシアカレーの後には
甘いお菓子が合うことと思います





今まで余りアジア料理を率先していただくほうではなかったのですが
弱っていた体に“ストン”と入っていったことに半ば驚きながら
店内を見渡すと
少しお客さんが少なくなったので
写真に留めてみました


店内の奥座席から外に面した客席を見たところ

私が店内へ入った時間は表に面した座席スペースは満席でした

奥には静かな2人用テーブルが4座席と
6人用テーブルが一つある場所に座っていました
そこから表座席スペースを見た様子です

新聞記事が占めしていたように
ファミリービジネスのお店らしくスタッフも
店主のママの子供達だそうです

店内を常に見渡し、
お客の動作にいち早く感じて飛んでくる女性は記事の通り
オーダーから給仕、レジも仕切るのは長女のようです


写真に気持ち良く応じてくれました

そして、ちょっと人の少なくなった店内も写しても良いわよ！と
許可してくれました


先程まで空席がなかった店内の様子
少し落ち着いた時間のようです

長女の方に伺ったところ
元々自分達はチャイニーズ系マレーシア人、だということです

同じアジア、ということで
日本人の友人も居るのよ！と話してくれました！


今の季節に欠かせない！


ソーホーでいただく中華料理よりも優しい味は、
マレーシアというお国柄もミックスされているせいでしょう

次回は是非辛いわよ、と言っていた
マレーシアカレーにも挑戦してみたいです


これは“日本のカレー”




ちょっと足を延ばして
アンお薦めのマレーシア料理はいかがでしょう！










【　ご協力　】





2011年3月11日に起こった
東日本大震災で犠牲になられた皆様とそのご家族様、
まだ被災されていらっしゃる多くの皆様へ
御悔みと御見舞い申し上げます

現在福島原発において
現在も未来ある子供達のためと私達の国のために
戦ってくださっている職員関係者の皆様にも
感謝しております

しかし、原発に関しては災害ではなく、
これは正しく人災であることは否めません

全国民である私達の生活と
21世紀を一緒に生きている
世界中の方々及び生き物達に対して
地球を汚したことに強い憤りを感じています






今の自分に出来る身近なことから・・・・

東京の有楽町駅前で5月8日まで土・日・祝祭日
11:00〜17:00まで
福島・茨城他の農家の方々が野菜を売るマーケットが開催されています

“交通会館マルシェ”

農家の皆さんが丁寧な検査の元
安全基準を満たしている食品が並べられています
美味しそうな新鮮なお野菜や食材達です



　　　　　　


自宅から持ち帰るのは大変なのですが、
可能な限り利用させていただきたい・・と・・・

何よりも直接持ち込むお野菜は新鮮で良い顔しています

是非銀座・有楽町方面へいらっしゃる際には
お立ち寄りされてみてはいかがでしょう！







どうぞ、このページに関するお問い合わせやご意見をお待ち申し上げております







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